京都パープルサンガ後援会

団体概要

団体概要

「京都パープルサンガ後援会」は「京都サンガF.C.」を軸として地域住民が集まり、「京都サンガF.C.」が青少年に夢を与えてくれる強いチームとして活躍できるよう活動を支援し盛り立てていくとともに、新しい地域活動の機会が生まれる場として、またサッカーを振興支援するスポーツ文化の基地として役割を担うべく、1996年7月に設立されました。在京都の企業・団体・個人の意志が主体となって運営しています。後援会活動を通じて「京都サンガF.C.」と地域住民が一体化し、グループと京都の発展そして新しいスポーツ文化の創造に寄与していくことを目的としています。

後援会の主な活動

フットサル大会
毎年後援会主催のフットサル大会を開催しています。
マンオブザマッチ表彰
ホームゲームで京都サンガF.C.の勝利に最も貢献した選手に対し表彰を実施しています。
アワードパーティ
シーズン終了後1年間の締め括りとして選手、スタッフを招きパーティ-を開催。年間通して活躍した選手を表彰します。
憧れの選手達と過ごす楽しい催しです。
アウェイバス
アウェイに応援に行かれるサポーターの方へ格安で行っていただけるようバスを運行しています。
会報誌
カミ-ザドーゼサンガを発行し、選手のインタビュ-や事業報告を行っています。

設立趣旨

私たちの街“京都”をホームタウンに、Jリーグ参加グループ「京都パープルサンガ」が誕生したことは、京都を愛する我々の喜びであり誇りです。

「京都パープルサンガ」を軸として地域住民が集まり、「京都パープルサンガ」が青少年に夢を与えてくれる強いチームとして活躍するよう活動を応援し盛り立てていくとともに、新しい地域活動の機会が生まれる場として、またサッカーを振興支援するスポーツ文化の基地としての京都パープルサンガ後援会設立を提起いたします。

この後援会活動を通じて「京都パープルサンガ」と地域住民が一体化し、グループと京都の発展そして新しいスポーツ文化の創造に寄与していきたいと考えています。

地域振興とスポーツ文化の創造 Jリーグの目的はプロサッカーリーグの設立だけではありません。地域の誰もが自由にスポーツを楽しむことができる場を提供し、そこには子供から大人まで多くの人々が集まり新しい地域活動の機会が生まれる、そしてスポーツを通して地域が活気にあふれすばらしい人間性が形成される、そんな理念を目的としています。つまり行政、企業、地域住民が三位一体となって「スポーツクラブ」を運営していくシステムを提起しているのです。
このJリーグの理念は従来の学校教育における体育、企業スポーツ、その他社会体育といった「縦割型スポーツ振興」の流れに加えて、行政、企業、地域住民が一体となってより横の連係を深め、生涯を通じて誰もが年齢や能力に応じたスポーツを楽しむことができる、そんな新しい「ネットワーク型スポーツ振興」の流れの構築を目指しています。

考えてみれば戦後経済至上主義に走った日本は、社会の主要な構成単位を「地域」というよりは、むしろ「企業」に置きました。年功序列による企業内家族主義的社会です。便利性、効率性を最優先したこの方法は敗戦を経験した日本が物の飢えから抜け出すためには有効だったのかもしれません。事実世界でも例を見ない経済発展を遂げました。しかし、戦後50年が経過し飽食の時代を迎えた今日、経済至上主義のつけとして新たに心の乾きを癒す社会の仕組みが求められています。心の時代、地方の時代といわれ阪神淡路大震災での人と人とのふれあいや思いやりの大切さを今一度思い起こした時、私たちはあらためて「地域社会」の役割の重要性をかみしめました。いまだ東京一極集中型社会が続く中、地方の時代にふさわしい地域社会の確立はまだまだ遅れていると言わざるをえないのではないでしょうか。
実は、Jリーグとはこのような時代背景の中から誕生したのであり、その理念は戦後50年日本社会の節目にあたって、地方の時代にふさわしい「新しい地域社会のあり方」を、スポーツという立場から提言しているとも言えます。

誰もが楽しめるスポーツは豊かな地域社会づくりに欠かすことのできない大きなカギのひとつです。Jリーグにおいてもチームを持ついくつかの都市は、地域の人々の郷土意識を高めるための求心力としての機能を果たしています。では、京都パープルサンガの場合はどうでしょうか。まだまだ地域の人々の求心力としての熱気というか、確かな手ごたえを感じるところまではいっていないのが実情ではないでしょうか。私たちは京都パープルサンガを京都のプロサッカーチームとしてのみ考えるのではなく、サッカーを通して“新しいスポーツ文化の創造による地域振興の一環”として考えています。つまり心の時代、地方の時代にふさわしい新たな地域社会のあり方を、サッカーというスポーツを通じて共創し、構築していくことを目指しています。そしてこの街づくり運動が発火装置となり、他の様々な分野でも展開されることによって京都の街がますます活性化していくものと期待しています。
その意味からも京都パープルサンガ後援会づくりが、新しい街づくりの試金石となることを願っています。